エンジニアが仕事で生成AIの活用を検討する場合、生成AIにまつわる世の中の動きを注視しなければなりません。生成AIは非常に便利で、エンジニアの仕事をサポートしてくれる一方、リスクも存在します。実際、生成AIによるフェイクニュースをはじめとする問題も色々と起きているため、生成AIが今後も世の中に受け入れられ続けるとは限らないでしょう。
法律も生成AIの進化のスピードに全く追いついておらず、今後何かしらの法的規制が入る可能性も十分にあります。そのため、生成AIを仕事で活用するのであれば今後ずっと生成AIを使い続けられるとは考えず、生成AIに依存しすぎないように意識することも大事です。生成AIに依存した状態で何らかの規制がかかると、一気に仕事の効率が落ちて苦労してしまう恐れがあります。
また、生成AIを活用するうえでもう1つ意識しておきたいのが、安易に個人情報や企業の機密情報を入力してはいけないことです。ChatGPTは現時点で特に知名度の高い生成AIの一つですが、すでに情報漏洩が起きています。生成AIは入力された情報を使用して学習するので、ちょっとした不注意で個人情報や企業の機密情報を入力すると取り返しがつきません。企業によっては生成AIを使用する従業員、使用する端末などが定められている場合もあるので、しっかりと守る必要があります。メリットは多いもののデメリットも色々と存在するので、生成AIを活用する際は細心の注意を払いましょう。